【物理学者ってどんな人?】 橋本幸士さん オンライントークイベントレポート!
2月15日(火)に、インターナショナル新書創刊5周年記念オンライントークイベントが開催されました。第2回は、現在8刷、大好評の科学エッセイ『物理学者のすごい思考法』の著者、京都大学教授の橋本幸士さんをお招きしました!
note読者のみなさんは、物理学者ってどんなイメージですか?
ドラマ『ガリレオ』の福山雅治演じる湯川でしょうか? それと『TRICK』の阿部寛演じる上田次郎でしょうか?
橋本先生によれば、ドラマ作品で描かれるような物理学者はまずいないし、白衣を着ることもないそうです。
では、物理学者はどんな格好をしているのでしょうか? 橋本先生がその生態を紹介してくれました。
半袖・短パン・サンダルという超ラフな格好だそうです。国際会議の写真を見せてくれましたが、本当にみなさんがTシャツに短パン。おじさんたちの生足が並んでいます(笑)。
「肉」という漢字ひとつを目にしても、
物理学的思考がはたらいてしまうようです。
橋本先生の研究されている理論物理学は、「宇宙は何からできているのか」を考える学問。考えることに「服装は関係ない」というわけで、物理学者のみなさんはまったく服装は気にしない、フリースタイルなんだそうです。それはそれでカッコいいですよね。
ちなみに、物理学者は、全国に約1万人、その中で橋本先生のような「理論物理学者」は4000人ほどだそうです。ということは物理学者ってかなりレアですよね。
理論物理学は、宇宙の真理を発見するものと言われると「???」ですが、橋本先生は、映画『シン・ゴジラ』(先生も科学考証で参加されています)を例にアインシュタインのE=mc²について、とてもわかりやすく説明してくださいました。
その後、お話しは物理学者的な思考実験(「フラれた・・お先真っ暗や」という会話文を方程式で表す)など、日常生活を科学的にとらえる橋本ワールドがさく裂でした。
物理学の楽しさを知ってもらうために、物理学者という人間を知ってもらおうという考えの橋本さん。物理や数学が苦手な人にもわかりやすいお話に、そのお気持ちが表れていました📕
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5周年記念のオンライントークイベントは、3月も開催される予定です。
も、ぜひ下記からチェックしてみてください😊
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