コロナブルーを乗り越える本 井手英策
井手英策さん(財政学者)が紹介する本は、人間が直面する苦しみについて考える契機を与えてくれます。苦しみとは、自分のため? 誰かのため? それを考えることには、どのような意味があるのでしょうか。
※この記事は、集英社インターナショナル公式サイトで2020年4月20日に公開された記事の再掲載です。
『苦悩する人間』
ヴィクトール・E・フランクル、山田邦男、松田美佳訳/春秋社
その苦しみは誰のためか、自分のためか、それとも他者のためか──精神科医であり哲学者でもあるヴィク