コロナブルーを乗り越える本 布施英利
美術批評家、布施英利さんは、尾崎放哉晩年の句、「咳をしてもひとり」から、今われわれが置かれているコロナ禍という現状を考えます。
※この記事は、集英社インターナショナル公式サイトで2020年4月10日に公開された記事の再掲載です。
『尾崎放哉句集』
池内紀編/岩波文庫
コロナ禍が我々を見舞ったことといえば、経済的苦境(=貧乏)、外出の自粛(=孤独)、そしてもちろん病(=身体的苦痛)などだ。
このたび、「コロナ、ウイルスに負けない本を挙げる」というアンケートを編集部からご連