第11回 人相占いは当たるのか?(前編)
なぜ「顔の研究」は心理学で「タブー」だったのか今では心理学で顔を研究するのはごくふつうのことですが、その昔は顔の研究なんていうものは、「色物」扱いでした。
今なら「顔の研究」は実験心理学から社会心理学、発達心理学、臨床心理学・・・とあらゆる心理学の対象となっています。
しかし私が学生だった頃、一番近い社会心理学でも扱っているのはパーソナリティとか自己とか抽象的なもので、顔のように実際に存在する対象は研究されなかったのです。そんな中でお世話になったのは、顔計測の歴史のある、