連載 言語の天才まで1億光年 高野秀行

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混沌のゴールデントライアングル言語群篇
(1)理想の語学学校

混沌のゴールデントライアングル言語群篇 (1)理想の語学学校

アフリカ、ヨーロッパ・南米に続き、今回からいよいよアジアに突入! タイのチェンマイ赴任前に、いつものようにまずは言語の準備から始めた高野さん。珍しく学校に通うことに──。  タイ語の学習を始めたのはフランス文学専修の卒業論文が受理され卒業が決まった直後の1992年3月のことだった。超がつくほど自己中心的である私はあれほど7年間の学生時代を好き放題に過ごしていたにもかかわらず、卒業が決まると「学校という牢獄からようやく放たれた」という、先生方や親が聞いたら怒りを通り越して呆れ

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