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【レポート】『独学の教室』刊行記念! 永江朗×角幡唯介「独学という冒険」

独学論、英語、ビジネス、美術、読書、ノート術、漫画、数学、物理学、冒険まで、多彩なテーマについて各界屈指の独学者たちが寄稿した『独学の教室』(インターナショナル新書)。
本書の刊行を記念して、2022年10月28日(金)に下北沢B&Bで本書の寄稿者である書評家・永江朗さんと冒険家・角幡唯介さんの対談イベントが行われました。
熱い独学・冒険談義の一部をお伝えします。

探検部は独学の塊!?

初対面となるお二人でしたが、おなじく北海道出身で、じつは地元がかなり近いことが発覚!
子ども時代について尋ねた永江さんに対して、角幡さんは「あまり野外で遊ぶタイプではなかった」と、予想外の回答! 会場も驚きに包まれていました。
そんな角幡さんにとっての転機は、やはり大学の探検部での活動。先輩にくっついていくために天気図と地形図の書き方を学んだのが、「初めての独学」だったそうです。等圧線の書き方がとてもお上手だったそうで、重宝されたとのこと。高校で山岳部だった永江さんも、天気図と地形図を独学されていたそうで、意外な共通点が!
また、探検部の活動自体も「自分でテーマ設定をする」というもので、すべての独学に通ずるエッセンスが感じられます。

独学と師弟関係

先日、シカ猟に出かけていたという角幡さん。日本での狩猟は独学だったものの、なんと初日で成功!シカとクマを仕留めたそうです。
グリーンランドで犬ぞりを習得する際にも、地元の方の「犬ぞりセット」を丸々借りられたにもかかわらず、あえて独学できる余地を残したそうです。それは「プロセスを経験したい」からとのこと。
しかし、そんな角幡さんも「師弟関係には憧れる」そう。茶道を長年習っていたことのある永江さんは、「芸事は、YouTubeとテキストだけでは独学はできない」と語ります。芸事・武道の世界は、師匠(マイスター)にチェックしてもらい、自分では気づけないことを指摘してもらうもの。ジャンルによっては、やはり独学にも限界はあるのですね。

このほかにも、角幡さんの新聞記者時代のお話、冒険論、キノコの独学法、子育てと独学など、興味深いテーマが目白押しの一夜となりました。
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