コロナブルーを乗り越える本 倉谷滋
形態進化生物学者、倉谷滋さんは病原体、病気、死に対し、17~19世紀、人間が科学の方面から試みたアプローチを描いた3冊を紹介。歴史の重みをもって語られる科学は今こそ読みたい。
※この記事は、集英社インターナショナル公式サイトで2020年4月10日に公開された記事の再掲載です。
『ヴァンパイアと屍体:死と埋葬のフォークロア』
ポール・バーバー、野村美紀子訳/工作舎
1681年、哲学者ライプニッツがペスト対策のために記したという『エルンスト・アウグスト公爵のための覚書』が先