コロナブルーを乗り越える本 山下裕二
美術史家、山下裕二さんは40年以上、ファンであるマンガ家の作品を紹介。新型コロナウイルス感染の影響でポッカリ空いた昼間の時間に、マンガの世界観に思いを馳せます。
※この記事は、集英社インターナショナル公式サイトで2020年4月16日に公開された記事の再掲載です。
『李さん一家/海辺の叙景』
つげ義春/ちくま文庫
美術史家という職業柄、昼間家にいることはほとんどない。少しでも時間があれば、美術館やギャラリーの展覧会に出かけるからだ。本を読んだり執筆するのは、もっぱら夜中。