連載 言語の天才まで1億光年 高野秀行

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混沌のゴールデントライアングル言語群篇
(1)理想の語学学校

混沌のゴールデントライアングル言語群篇 (1)理想の語学学校

アフリカ、ヨーロッパ・南米に続き、今回からいよいよアジアに突入! タイのチェンマイ赴任前に、いつものようにまずは言語の準備から始めた高野さん。珍しく学校に通うことに──。  タイ語の学習を始めたのはフランス文学専修の卒業論文が受理され卒業が決まった直後の1992年3月のことだった。超がつくほど自己中心的である私はあれほど7年間の学生時代を好き放題に過ごしていたにもかかわらず、卒業が決まると「学校という牢獄からようやく放たれた」という、先生方や親が聞いたら怒りを通り越して呆れ

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ヨーロッパ・南米篇(6)
フランス語との最後の闘い

ヨーロッパ・南米篇(6) フランス語との最後の闘い

理不尽なフランス人の言葉にあきれ、すっかりフランス語に愛想をつかした高野さんでしたが、フランス文学専修の学生として提出したのは、学生がそれを?! という、仰天の卒論!  タイでの仕事に就くため、どうしても大学(フランス文学専修)を卒業しなければならなくなったという話の続きである。  私は大学7年目の4月、単位を限界ギリギリまで登録し、4年ぶりに授業に出始めた。これが辛かったのなんの。まず、昼夜逆転の生活を送っていたため、朝起きられない。ようやく教室に着いても90分間じっと座

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