『深読み日本文学』はこうして生まれた──担当編集者が振り返る本づくり
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『深読み日本文学』はこうして生まれた──担当編集者が振り返る本づくり

集英社インターナショナル

インターナショナル新書5周年フェアでは、「独学の友」におススメの本をご紹介。第1弾となる今回は『深読み日本文学』です。

書影

本書の著者である作家の島田 雅彦さんは在学中に発表した『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビューされました。

『源氏物語』に見る日本伝統の「色好み」、海外でも評価される谷崎、川端、三島の秘密、そしてAI小説による未来──
長年、文学の世界に身を置く島田さんが、日本文学を縦横無尽に語りつくしたこの本はどのようにして生まれたのでしょうか?

担当編集者に聞いてみました!

テーマのきっかけ 

島田先生と最初にお目にかかったのは、雑誌の取材で中上健次についてお話をうかがったときでした。
中上健次の作品論からプライベートなお付き合いまで、島田先生はときおりジョークを交えながら語ってくださいました。その内容が非常に面白かったので、「ぜひ中上健次、さらに日本文学についての新書を執筆してください!」とお願いしたのが、本書がスタートしたきっかけです。

法政大学で日本文学の講義をされていることもあって、そのエッセンスも盛り込んだ「島田流・日本文学論」を目指しました。

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(もくじ その1)

独学の友として

本書では『源氏物語』などの古典から、夏目漱石、樋口一葉、谷崎潤一郎、大岡昇平、さらに「AIに小説が書けるか」までを、島田先生が独自の切り口で分析しています。

小説家ならではの視点で、教科書には載っていないような文学論を提示しました。読めば日本文学に対する印象が、がらりと変わること間違いありません!

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(もくじ その2)

読者のみなさんへ

日本文化の伝統を支える概念とは何か。島田先生はそれを「色好み」、つまり「性愛」だといいます。

色好みの文化的な歴史を振り返ると、平安時代は天皇を中心とする貴族たちが担い手となり、色恋の技術を洗練させてきました。それが江戸時代においては担い手が貴族から町人へと取って代わり、舞台も宮中から遊郭へと移っていったのです。そして今日においては、マンガにおけるエロティシズムにも受け継がれています。

そうした色好みの伝統を受け継ぐ島田先生が、文豪たちの作品を深く読み解きながら、文学の持つ意味を考察しました。ぜひお手にとってみてください。

島田雅彦さんの講義、聴けます

島田さんの講義が気になった方、2/10(木)に丸善ジュンク堂さんでオンラインイベントがあります!

題して、
「日本文学の異端と普遍と青二才
日本文学最低のキャラは誰か? Stay Foolish」

詳細、チケット購入はこちらから。ぜひご参加ください📚


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