春画の新しい味わい方を伝授!
インターナショナル新書創刊5周年・「新書は独学の友」フェアではオンライン・トークイベントを開催しています。
第4回となる今回は、『「隠しアイテム」で読み解く春画入門』の著者、鈴木堅弘さんが登場! テレビ番組『タモリ倶楽部』、「輝け!第1回 春画脇役大賞」のご出演が話題となりました。
鈴木さんによると、「図像学」を用いればこの1枚の春画に27点もの鑑賞ポイントを見つけられるということです。
図像学とは?
学問としての美術史には、おもに二つの方法があります。一つめは「誰が何をいつ制作したか」を解き明かす方法(…)これを「様式学・様式論」と呼びます(…)
二つめは「その作品は何を描いているか」を解き明かす方法です。こちらを「図像学・図像論」と呼びます。たとえば一枚の絵から隠れたテーマを明らかにし、描かれた事物の意味を読み解くことです。
(『「隠しアイテム」で読み解く春画入門』より抜粋・引用)
また、欧米の美術史ではこれらが二本柱となっているのに対し、日本美術史では様式学が中心とされ、図像学を扱う例が非常に少なかったそうです。
鈴木さんの新書の新しさは、春画の鑑賞にこの図像学を用いる点です。これまで気付かなかった春画の魅力が見えてきます。
観て楽しい、学んで楽しい講座
そして今回のオンライン・トークイベントでは、鈴木さんが実際の春画を紹介しながら解説してくださいます!
(なおイベント中、参加者の皆さまのお顔がモニターに表示されることはありません。鈴木さんからも他の参加者からも見えません)
インターナショナル新書5周年特設ページはこちら