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【図像学で鑑賞する春画入門】鈴木堅弘さんオンライン・トークイベントレポート

3月11日(金)、インターナショナル新書創刊5周年記念オンライン・トークイベントが開催されました。
最終回となる今回は、『「隠しアイテム」で読み解く春画入門』の著者・鈴木堅弘さんにご登場いただきました。

図像学とは何か

学問としての美術史には、おもに「様式学」と「図像学」の2つがあるそうです。

様式学は「誰が何をいつ制作したか」を解き明かすもの。
図像学は「その作品は何を描いているか」をひもとくものです。

そして、鈴木さんが著書で春画鑑賞に用いているのが図像学なのですが、浮世絵や春画でこの研究を進めている例はきわめて少ないというお話でした。


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著書の中でも1枚の春画に対して27点もの図像学的ポイントを示しています。
イベントでは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に描かれているユダのことなど、西洋の有名絵画も例に、まずは図像学というものを丁寧に説明してくださいました。

そして何枚もの浮世絵から、読み解き方を披露していただきました。視聴者が読み解きに参加するコーナーがあったりと充実した内容でした。

鈴木さんにも誉めていただいたインターナショナル新書の「新書は独学の友」というテーマが、まさに当てはまる本書。イベントを見逃してしまったという方はぜひ読み解きを楽しみながらご覧ください📕


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