担当編集者がふり返る『英語の品格』ができるまで
今回ご紹介する文系独学本は、『英語の品格』。
在米日系企業の経営コンサルタントとして活躍するロッシェル・カップさんと、国際ジャーナリストの大野和基さんによるこの1冊。単なるテクニックではない、英語の感覚が学べます。
担当者に編集当時のことを聞いてみました📕
世界を股にかける二人の思い
著者は日本とアメリカを行き来しながら日本語を学び、経営のプロとして活躍するロッシェルさん。そして、近著ではオードリー・タンなど著名人のインタビューで世界を飛び回っている大野さんのお二人。
英語で苦労している日本人のために、何か手助けをしたい……二人が日本人の英語について不思議に思っていることを読者に伝えたい……。
この本が書き始められたのは、そんな二人の思いがきっかけでした。
独学本としてどう読むか
話す、読む、書くなど、英語を本当の意味で使いこなせるようになるには、やはり、相当のインプットが必要だと思います。
本書には、ビジネスや日常のコミュニケーションに必要な実用英語をマスターするためのアドバイスが詰まっています。
分かりやすい説明を読んで、厳選されたフレーズを少しずつ覚えて、日常的に使ってみることをおすすめします。
お店でラッピングを頼むにしてもこれだけのフレーズが。
読者のみなさんへ
中学・高校で英語を学んだけれども、今ひとつわからない……。
英語を使っているんだけれども、日本語の感覚にしばられて、どうしてもうまく話したり書いたりできない……。
それは、英語と日本語がまったく違う言語だからです。
本書には、誰もがわかっていると思いこみがちな「Please」の正しい使い方など、日本語に精通した著者だからこそ伝えられる、目からウロコのヒントがいっぱいです。
これを書いている私もふだん英語に触れる機会が少ないもので、学生時代より英語力が落ちていると感じています……。
そこで『英語の品格』を読んでみましたが、実際に使ってみたいフレーズや、ネイティブに確認してみたいことがたくさん見つかりました!
この勢いで、英会話教室に通うなど英語を使う環境に身を置くのも一手かなと思っているところです📚
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