コロナブルーを乗り越える本 春日武彦
春日武彦さん(精神科医、作家)が紹介するのは、風変わりな構成の本です。春日さんはそこには潜む意味を考察。これから長く続くであろう人類とコロナウイルスとの共存を思うときの、やるせなさに対処するヒントになるかもしれません。
※この記事は、集英社インターナショナル公式サイトで2020年4月22日に公開された記事の再掲載です。
『人生の段階』
ジュリアン・バーンズ、土屋政雄訳/新潮クレスト・ブックス
不安と恐怖、得体の知れぬ気味悪さ、人影の消えた繁華街のシュールな眺め、対岸の火