【連載】みんなが気になる「顔」の話 By 山口真美

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新連載『みんなが気になる「顔」の話』始まります!

新連載『みんなが気になる「顔」の話』始まります!

こんにちは、集英社インターナショナル・編集者のMSと申します。 いきなりですが、コンピュータの世界では「インターフェース」という言葉がよく使われるのはご存じですよね。 インターフェースとはコンピュータと人間が接触する「境界面」のこと。 たとえばディスプレイもそうですし、キーボードやマウスなども典型的なインターフェースですね。最近ではマイクやカメラも一般的なインターフェースになりつつあります(Zoom会議など)。 スマホなどでは画面そのものが出力と入力の両方の役割を果たし

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第8話 「嫁の人相が読めない」(前編)

第8話 「嫁の人相が読めない」(前編)

「お嫁さんの人相が読めなくなって、困っているのですが・・・」 都内の大学病院の心療内科に、そんな問題を抱えるご婦人がやってきたそうです。 この話を聞いた心理師さんたちは、 「人相って、いったい何のことを言っているのかしら?」 「もしかして、元占い師の患者さんなのかしら?」 と頭を抱えていたそうです。 しかし詳しく話を聞いてみると、ご婦人はごく普通の主婦で、同居する息子のお嫁さんの表情が読めなくなって困っていたことがわかりました。詳しく検査したところ、顔を処理する脳の箇所に

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第8話 「嫁の人相が読めない」(後編)

第8話 「嫁の人相が読めない」(後編)

(前編はこちら) 「この人、ママじゃない!」と泣き出す赤ちゃん わかりやすい特徴で顔を覚えるのは、生後2ヶ月くらいの赤ちゃんも同じです。ただし赤ちゃんの場合は、初対面の軽い関係の人だけではなく、最も親しいお母さんの顔の記憶もこのやり方です。 この時期の赤ちゃんを持つお母さんから、こんなエピソードを聞きました。たとえば、ふだんは眼鏡をかけているお母さんが、子どもとお風呂に入ろうと眼鏡を外したところ、泣きだされてしまった。 あるいは、久しぶりにイメージチェンジをしようと髪を短

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第9回 顔と身体が「分離」するポストコロナ時代(前編)
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第9回 顔と身体が「分離」するポストコロナ時代(前編)

コロナ禍で定着したオンライン会議2020年にコロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延して以来、オンラインの授業や会議が新しい日常となりました。コロナが落ち着いたところで学校の授業は元に戻りましたが、職場のオンライン会議はそのまま残りそうな雰囲気です。 オンライン会議で得たもの、なによりそれは「時間」でしょう。 オンライン会議をやってみて気づいたのは、ただ報告を聞き流すだけで、わざわざ出席して顔を合わせる必要もない会議がなんと多かったかということでした。画面を切れば会

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第9回 顔と身体が「分離」するポストコロナ時代(後編)
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第9回 顔と身体が「分離」するポストコロナ時代(後編)

(前編はこちら) インターネットの弱点は「身体性」の欠如だ 写真での「つながり」は問題があるとすれば、動画ならどうかと言えば、それも五十歩百歩です。 そもそもインターネットは“双方向”とはいえ、実態は一方向の通信の重なりで、“同時”に話すことはできません。  Zoomなどで大勢でつながってみるとこの不便さは歴然です。まるで会話の順番を待っている感じで、同時にわっと騒ぐことができないのです。相手と同調しているかどうか、タイミングがうまく合っているどうかが分からない。昔に比べて

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