【連載】みんなが気になる「顔」の話 By 山口真美

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新連載『みんなが気になる「顔」の話』始まります!

新連載『みんなが気になる「顔」の話』始まります!

こんにちは、集英社インターナショナル・編集者のMSと申します。 いきなりですが、コンピュータの世界では「インターフェース」という言葉がよく使われるのはご存じですよね。 インターフェースとはコンピュータと人間が接触する「境界面」のこと。 たとえばディスプレイもそうですし、キーボードやマウスなども典型的なインターフェースですね。最近ではマイクやカメラも一般的なインターフェースになりつつあります(Zoom会議など)。 スマホなどでは画面そのものが出力と入力の両方の役割を果たし

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第12回「人の見た目」よりも「社会の見た目」(前編)
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第12回「人の見た目」よりも「社会の見た目」(前編)

なぜ人は教科書の偉人の顔に落書きするのか写真や映像として切り取られた顔に対して、人はどうも無頓着になりがちです。 子ども時代、教科書に出ている著名人の顔写真にいたずら書きをした人は少なくないでしょう。街角に貼られた選挙のポスターの顔に対して、まるで「品評会」のように無責任な批評を言ったりするのも、子ども時代の「あるある」です。 現代の私たちは「印刷された顔」と幼い頃からそんな調子で付き合ってきているのですから、テレビや新聞や雑誌に出ている顔も、当然軽く扱われてしまいがちで

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第12回「人の見た目」よりも「社会の見た目」(後編)
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第12回「人の見た目」よりも「社会の見た目」(後編)

前編から続く 「部外者」から、この国はどう見えるだろうか?「社会の見た目」というのは、きっと聞き慣れない表現だと思います。 前編で述べたように、人間は自分の見た目、つまり他者が自分のことをどのように評価をしているかが気になってしょうがない存在です。少しでも相手にいい印象を与えようと、私たちはさまざまな努力をしています。その代表がお化粧です。 ところが、それだけ自分に対する他者の目を気にするのに、自分が属する社会が部外者から見たら、どのように映るのかはほとんど気にしません

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第13回 日本人はいつから「日本人」になるのか(前編)
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第13回 日本人はいつから「日本人」になるのか(前編)

日本人はなぜ「R」と「L」の聞き分けができないのか この日本語の文章を読んでいる読者のほとんどは日本人だと思います。 では、その私たちはいつから日本人になったと言えるのでしょうか? ちなみに、ここでいう「日本人」とは、日本人独特の顔形や姿(肌の色なども含む)を示す単語ではありません。国籍も関係ありません。日本人らしい〝ふるまい〟をする人たちのことを指します。もっと今どきの言葉を使えば、「日本人らしいメンタル」を持った人たちとも言えるでしょう。 たとえば日本人の典型的な特徴

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第13回 日本人はいつから「日本人」になるのか(後編)
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第13回 日本人はいつから「日本人」になるのか(後編)

〈前編から続く〉 なぜ日本と欧米を比較対照するのかさて、そこでこの連載の第1回を思い起こしてください。 相手の表情を見る際に日本人は目元に注目するのに対し、欧米人は口元に注目する──この違いはやはり生後1年前後で見られたことをお話しました。これもまた、赤ちゃんがそれぞれの社会に適応しようとして起きる変化と言えるわけです。 ところで、読者の中には「こうした研究はなぜ、いつも日本人と欧米人を比較するのか」と疑問を感じる人もあるでしょう。「白人コンプレックスでもあるんじゃない

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