集英社インターナショナル

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集英社インターナショナルの公式noteです。硬軟とりまぜたオリジナル連載、新刊案内など更新予定です! https://www.shueisha-int.co.jp/

マガジン

  • 世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

    世界各国で暮らす日本出身の人々。彼ら/彼女らはどのようにその国と出会い、移住し、そしてどのように働いているのか? そこには、意外と身近な事情や、驚きのドラマがありました。海外在住の日本人500人以上と接してきたライター・おかけいじゅんと一緒に、めくるめくニホンジン探訪の旅に出かけましょう。

  • 異邦人のロンドン──移住者たちのトゥルー・ストーリー

    翻訳家・園部哲さん初の著書『異邦人のロンドン』刊行記念の短期連載。 30年以上滞在しているロンドンの街を「移民」の視点から描くこの本には、王室報道ではお目にかかることのできない、コスモポリタン都市の素顔があります。 あなたの知らないロンドンの姿がここに。

  • 【連載】加藤ジャンプ「今夜はコの字で 全国コの字酒場漂流記」

    コの字酒場探検家・加藤ジャンプさんの連載エッセイです。ドラマ「今夜はコの字で Season2」に登場したお店をはじめ、全国各地のコの字酒場に足を運び、コの字カウンターでの人のふれあい、酒と肴を綴ります。イラストは、『今夜はコの字で』の作画をした故・土山しげるさんの元スタッフ、タカヤスさんが描きます。

  • #読書の秋2021 集英社インターナショナル

    #読書の秋2021 集英社インターナショナルの課題図書にお寄せいただいた感想文のまとめです。

  • 世界は「プランB」で出来ている

    何事においても「プラン」が重要であることは今さら言うまでもない。だが、どんな計画もそのままでは成功しない。なぜなら現実はつねに複雑で、我々の計画を裏切るからだ。そこで重要になってくるのが「次の一手」である。英語ではそれを「プランB」である。 弊社新刊『「プランB」の教科書』の著者である尾崎弘之氏(神戸大学)にそのエッセンスを語ってもらうのが本連載である。

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記事一覧

コの六 門前仲町「だるま」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記」

ナカチョウの良いコの字酒場  以前、錦糸町の名コの字酒場でこんなことを教えてもらった。  私が「モンナカに良いコの字酒場がある」みたいなことを言ったら、向かいの…

【世界は「プランB」で出来ている 第5回】電気自動車(EV)を日本はしゃかりきに増やすしかないのか?

前回記事はこちら 環境破壊を防ぐ救世主「だった」ガソリン車 「環境破壊を防ぐためにはクルマの動力を変えなければならない。ただ、ガソリン車と電気自動車(EV)のどち…

コの五 大森「蔦八」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記~」

器の中に作られた旨さのビオトープ  JR京浜東北線の大森駅のホームには土器の銅像がある。東京、大田区大森は日本史の授業でおなじみの大森貝塚が見つかったところだ。そ…

コの六 門前仲町「だるま」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記」

コの六 門前仲町「だるま」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記」

ナカチョウの良いコの字酒場

 以前、錦糸町の名コの字酒場でこんなことを教えてもらった。
 私が「モンナカに良いコの字酒場がある」みたいなことを言ったら、向かいの席の粋な感じの人がこたえたのである。
「モンナカじゃなくてナカチョウっていうのよ、モンナカって言っちゃうのは他所の人、俺は両国」
 モンナカあるいはナカチョウとは、門前仲町の略称である。門前仲町は、富岡八幡宮などの門前町というよりは、東京

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【世界は「プランB」で出来ている 第5回】電気自動車(EV)を日本はしゃかりきに増やすしかないのか?

【世界は「プランB」で出来ている 第5回】電気自動車(EV)を日本はしゃかりきに増やすしかないのか?

前回記事はこちら

環境破壊を防ぐ救世主「だった」ガソリン車


「環境破壊を防ぐためにはクルマの動力を変えなければならない。ただ、ガソリン車と電気自動車(EV)のどちらが今後の主力になるかの予測は難しい」

詠み人知らずのこの文章を読んだら、20年ほど前に書かれたものと思われるかもしれない。しかし、これは20世紀初頭の状況を反映して書かれたものだ。
当時はヘンリー・フォードの「T型フォード」

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コの五 大森「蔦八」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記~」

コの五 大森「蔦八」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記~」

器の中に作られた旨さのビオトープ

 JR京浜東北線の大森駅のホームには土器の銅像がある。東京、大田区大森は日本史の授業でおなじみの大森貝塚が見つかったところだ。その当時はゴミ捨て場でも、何千年もたてば遺跡になる。発見したのは明治時代のおかかえ外国人の一人、エドワード・モースである。モースは日本から帰国した後、米マサチューセッツ州セーラム市の博物館の館長になった。そんな縁から大田区とセーラム市は姉

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