集英社インターナショナル

集英社インターナショナルの公式noteです。硬軟とりまぜたオリジナル連載、新刊案内など更新予定です! https://www.shueisha-int.co.jp/

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マガジン

  • 世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

    世界各国で暮らす日本出身の人々。彼ら/彼女らはどのようにその国と出合い、移住し、そしてどのように働いているのか? そこには、意外と身近な事情や、驚きのドラマがありました。海外在住の日本人500人以上と接してきたライター・おかけいじゅんと一緒に、めくるめくニホンジン探訪の旅に出かけましょう。

  • 【鹿島アントラーズ監督】コソボから来たセルビア人ポポヴィッチ

    2024年シーズンから新たに鹿島アントラーズの監督に就任した、コソボ出身のセルビア人、ランコ・ポポヴィッチ。 ポポヴィッチの出身地コソボとは、どのような国なのか。ポポヴィッチの半生とともに、コソボという国家の歴史に迫る、ノンフィクション作家・木村元彦さんによる短期連載。

  • 死の授業、開幕! 各界の知識人が「死」を考える

    孤独死、絶望死、病死、事故死、自死、他殺……死を恐れる感情はどこから来るのか。 死から考える「人生の価値」、不死が人を幸せにしない理由、日本と諸外国との死生観の違い……医学・哲学・倫理・葬儀・墓・遺品整理・芸術・生物学・霊柩車・死刑制度などの専門家に、死への「正しい接し方」を聞く。

  • 異邦人のロンドン──移住者たちのトゥルー・ストーリー

    翻訳家・園部哲さん初の著書『異邦人のロンドン』刊行記念の短期連載。 30年以上滞在しているロンドンの街を「移民」の視点から描くこの本には、王室報道ではお目にかかることのできない、コスモポリタン都市の素顔があります。 あなたの知らないロンドンの姿がここに。

  • 【連載】加藤ジャンプ「今夜はコの字で 全国コの字酒場漂流記」

    コの字酒場探検家・加藤ジャンプさんの連載エッセイです。ドラマ「今夜はコの字で Season2」に登場したお店をはじめ、全国各地のコの字酒場に足を運び、コの字カウンターでの人のふれあい、酒と肴を綴ります。イラストは、『今夜はコの字で』の作画をした故・土山しげるさんの元スタッフ、タカヤスさんが描きます。

ウィジェット

  • 商品画像

    罰ゲーム化する管理職 バグだらけの職場の修正法 (インターナショナル新書)

    小林 祐児
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    物理学者のすごい日常 (インターナショナル新書)

    橋本 幸士
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    「死」を考える

    『エース』編集室
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    異邦人のロンドン

    園部 哲
  • 商品画像

    夜明けを待つ

    佐々 涼子

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記事一覧

『インド沼』著者イチ押し!インド映画『花嫁はどこへ?』の2001年という時代設定が絶妙だった件

#040 世界最先端のIT国家で見つけた「使命」【エストニア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#038 「勝ち組/負け組」の生まれづらい社会【フィンランド】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#037 先祖・小泉八雲のルーツをめぐり、たどりついた国【アイルランド】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#036 「動物王国」でサファリツアー経営30年【ケニア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#035 興味本位で履修した言語に魅せられ、現地の大学教授に【韓国】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#034 バランスのとれた、「ちょうどいい」社会【スウェーデン】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#033 アフリカで日本の「おいしい」を広めるからあげ屋さん【ガーナ】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#032 「好き!」の気持ち止まらず、保健室の先生を辞めて海外移住【ポルトガル】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

第4回【鹿島アントラーズ新監督】コソボから来たセルビア人 、ランコ・ポポヴィッチ

#031 自分にゆるく他人にもゆるい、南の島の幸福論【フィジー】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#030 「一生やらない」と決めたのに、いつのまにか国代表のヘッドコーチに【カンボジア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#029 生理用ナプキンでアフリカに雇用を生む社会起業家【タンザニア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

#028 念願の移住先は、神が舞い降りる離島!?【台湾】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

サブスク解除、暗号資産相続…デジタル遺品を考える

#027 レゲエの本場、唯一無二の日本人DJ【ジャマイカ】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

『インド沼』著者イチ押し!インド映画『花嫁はどこへ?』の2001年という時代設定が絶妙だった件

アーミル・カーンの映画にハズレなし!  日本では2024年10月4日に公開されたインド映画『花嫁はどこへ?』(ヒンディー語)。  インドの国宝と呼ばれるアーミル・カーンがプロデューサーを務める本作は、今年公開されたインド映画では間違いなく最もオススメの作品です。  「アーミル・カーンが関わる映画にハズレなし」とも言われていますが、正にこの映画もそうです。  映画『きっと、うまくいく』(2009年)で様々な社会問題を大学生の視点で描いたアーミル・カーンが、この映画では女性の視

#040 世界最先端のIT国家で見つけた「使命」【エストニア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:神長広樹さん ご職業:ITエンジニア 在住地:タリン(2017年~) 出身地:茨城 「アジア人は自分だけ」の学び場――エストニアの大学院卒業後、現地でそのまま政府関係のお仕事をされているとのことですが、そもそもなぜエストニアの大学院に進学したのでしょうか?  2016年の大学生時代に、エストニアのサマースクールに参加したのがきっかけです。当時は1年間リトアニアに交換留学に行く予定だったのですが、せっかく留学するのなら人より長く学びの期間を設けたいと思い、留学の前後

#038 「勝ち組/負け組」の生まれづらい社会【フィンランド】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:Hideさん ご職業:建築家(現在は引退) 在住地:エスポ―(1975年~) 出身地:神奈川 「無銭旅行」でたどりついたフィンランド ――Hideさんは在住歴50年と長期間ですが、フィンランドとの最初の出合いはなんだったのでしょうか?  20代の頃に旅行で訪れました。  私が建築家として駆け出しだった1970年代、日本では小田実さんの著書『何でも見てやろう』や、五木寛之さんの『青年は荒野をめざす』などの影響で、若者が少ないお金を握りしめ、それが尽きるまで海外を旅

#037 先祖・小泉八雲のルーツをめぐり、たどりついた国【アイルランド】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:守谷天由子さん ご職業:ジュエリーデザイナー 在住地:トラモア(2020年~) 出身地:東京 HP:Ayuko 小泉八雲の末裔 lit.link(リットリンク) 小泉八雲のルーツをめぐる旅――ヨーロッパをルーツとしながらも日本の怪談を世界に広めた文豪、小泉八雲ことラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)氏のご子孫だとお聞きしました。  はい、私は小泉八雲の次男、稲垣巌のひ孫です。つまり玄孫(やしゃご)ですね。ただ、家系図がずいぶん複雑なため、明確に自分

#036 「動物王国」でサファリツアー経営30年【ケニア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:船岡美保さん ご職業:サファリツアー会社経営 在住地:ナイロビ(1990年~) 出身地:香川 8年間ケニアに通ったライター時代――ケニア在住30年以上の船岡さんですが、元々はなにをしていたんですか?  東京でフリーライターをしていました。1970年代後半、ちょうど高度経済成長の時代ですね。大学を卒業して、編集プロダクションに入りました。ライターとして情報誌や社内報などに関わって、最終的にフリーライターとして旅行雑誌などに記事を書くようになりました。 ――ケニアと

#035 興味本位で履修した言語に魅せられ、現地の大学教授に【韓国】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:荻野晋作さん ご職業:大学教授 在住地:ソウル(2010年~) 出身地:静岡 興味本位の履修が運命の出合いに――韓国との出合いを教えてください。  大学の交換留学ですね。私が静岡大学の学生だった2005年ごろ、ちょうど日本は第一次韓流ブームでした。韓国の映画やドラマがずいぶんと流行っていたので、興味本位で友達と一緒に韓国語の授業を取っていたんです。気軽な気持ちで始めたものの、韓国人の友人ができたり、先生や授業も面白く、徐々に韓国に興味を持つようになりました。そんな

#034 バランスのとれた、「ちょうどいい」社会【スウェーデン】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:Yokoさん ご職業:大学職員 在住地:ストックホルム(1995年~) 出身地:東京 きっかけは大河ドラマ――日本では何をされていたんですか?  新卒で自動車業界に入って、その後は製薬企業の業界紙で記者をしていました。厚生省や病院関係者の話を聞いて、記事を書く仕事をしていました。 ――もともと海外への関心はあったのでしょうか?  10歳くらいのころからずっと「いずれは海外に住みたい」と思っていました。きっかけは、1970年代に放送されていた『黄金の日日』という

#033 アフリカで日本の「おいしい」を広めるからあげ屋さん【ガーナ】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:関根賢人さん ご職業:からあげ店経営者 在住地:アクラ(2021年~) 出身地:埼玉 X:https://x.com/kento_sekine 学生時代に企画した「”食”の東京世界一周旅行」――ガーナでからあげ屋さんをされているとのことで、聞きたいことがたくさんあるのですが、そもそも食への関心は強かったんですか?  親が共働きだったので自分で料理を作る機会も多く、料理自体は昔から好きでした。とはいえ、食を通じて何かしたいと思うようになったのは、大学時代ですね。

#032 「好き!」の気持ち止まらず、保健室の先生を辞めて海外移住【ポルトガル】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:Ryokoさん ご職業:フォトグラファー 在住地:リスボン(2018年~) 出身地:東京 HP:https://www.fotodaryoko.com きっかけは「世界ふれあい街歩き」――元々は東京で働かれていたんですよね?  はい、養護教諭をしていました。いわゆる「保健室の先生」として、特別支援学校や小学校で6年間勤めていました。 ――ポルトガルとの出合いは?  旅行で訪れたのが最初です。社会人2年目の秋、仕事で疲れが溜まっていて「何か楽しみがないと頑張れな

第4回【鹿島アントラーズ新監督】コソボから来たセルビア人 、ランコ・ポポヴィッチ

第1回はこちら 前回はこちら ●ポポヴィッチの出身地・ペーチへ  翌日、ポポヴィッチのくれたアドレスを握りしめてペーチを目指す。プリシュティナから西へ車でおよそ2時間半の距離だ。セルビア正教の総主教座が置かれたこの地は、セルビア人にとってはいわばアイデンティティの源とも言える。  モンテネグロが住民投票によって独立を決めると、セルビアの民衆たちがあっさりとそれを承認したのに対し、コソボに対してはどんなに痛い目に遭わされても独立を認めないのは、このペーチがあるからと言って

#031 自分にゆるく他人にもゆるい、南の島の幸福論【フィジー】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:永崎裕麻さん ご職業:英語学校校長 在住地:ナンディ(2007年~) 出身地:大阪 英語学校HP:https://colors-fiji.jp/ 「自分の住みやすい街ランキング」をつくるため世界一周――フィジーと出合う前は何をされていたんですか?  2年ほどかけて世界一周の旅をしていました。  出身地の大阪で会社員をしているときにメキシコ旅行に行ったんですが、そこで世界一周している日本人夫婦に出会いました。それまでは「宝くじにでも当たらない限り世界一周なんて無理だ

#030 「一生やらない」と決めたのに、いつのまにか国代表のヘッドコーチに【カンボジア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:荻原雅斗さん ご職業:ソフトテニスコーチ 在住地:プノンペン(2013年~) 出身地:岐阜 エースマネジメントのHP:https://aasmanagement.com/ ソフトテニスで日本一になるも、「自分探し」に海外へ――ソフトテニスで日本一になったことがあるそうですね。  はい。小学4年から大学までソフトテニスをやっていて、小学生の頃はなかなか上達しませんでしたが、中学でようやく勝てるようになり、高校からはソフトテニスの名門校に入りました。結果的に高校時代に

#029 生理用ナプキンでアフリカに雇用を生む社会起業家【タンザニア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:菊池モアナさん ご職業:社会起業家、Borderless Tanzania Limited 代表取締役社長 在住地:キバハ(2021年~) 出身地:神奈川 HP:MOANA KIKUCHI - Instabio | Linkbio きっかけは、16歳のシングルマザー――タンザニアとの出合いを教えてください。  大学3年生の時に休学して訪れたのが最初の出合いです。  「トビタテ留学JAPAN」という奨学金制度を活用して、アフリカの子どもの退学率の高さについて調査する

#028 念願の移住先は、神が舞い降りる離島!?【台湾】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:宮坂大智さん ご職業:NPO法人理事、旅行サービス業 在住地:澎湖(2014年~) 出身地:東京 テーマパークのような島――宮坂さんが住んでいる澎湖(ポンフー)とは、どんな島なのでしょうか?  一言でいうと「台湾の良いとこ取りのテーマパーク」ですかね。台湾本島から飛行機で約1時間程度で、人々は温厚で、グルメも充実しています。自然遺産や文化遺産にもあふれ、台湾の人たちにとっては卒業旅行の定番スポットですね。日本で言うと沖縄に近いかもしれません。日本ではまだ知らない方

サブスク解除、暗号資産相続…デジタル遺品を考える

●歴史が浅く、法整備の途上にある「デジタル遺産」の現状  私は死と生にまつわること、特に「デジタル遺品」と「故人のサイト」について調べたり、執筆・講演活動などを行ったりしています。大学卒業後は建設工事現場で施工管理の仕事をしていたのですが、やりたいことは出版関係と死に関わることであると気付き、葬儀社に転職。死の現場を勉強させていただいた後に編集プロダクションに入り、当初はパソコンやインターネット関連の記事を書いていました。5年くらい経験を積んだ後、フリーランスに転向し、201

#027 レゲエの本場、唯一無二の日本人DJ【ジャマイカ】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~

お名前:家部由美子さん ご職業:ラジオDJ、音楽&撮影コーディネーター、ゲストハウスオーナー 在住地:キングストン(1993年~) 出身地:埼玉 由美子さん運営のゲストハウス:https://www.aishahouse.com/ レゲエ音楽の斬新さにやられた20代――ジャマイカとの出合いを教えてください。  レゲエがキッカケですね。20代前半の頃、インドで小物を買い付けて表参道で売る仕事をしていました。ある時、お客さんのひとりが「名古屋でクラブ始めるんだけど一緒に来ない