集英社インターナショナル

集英社インターナショナルの公式noteです。硬軟とりまぜたオリジナル連載、新刊案内など更新予定です! https://www.shueisha-int.co.jp/

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    マガジン

    • #読書の秋2021 集英社インターナショナル

      #読書の秋2021 集英社インターナショナルの課題図書にお寄せいただいた感想文のまとめです。

    • 【連載】加藤ジャンプ「今夜はコの字で 全国コの字酒場漂流記」

      コの字酒場探検家・加藤ジャンプさんの連載エッセイです。ドラマ「今夜はコの字で Season2」に登場したお店をはじめ、全国各地のコの字酒場に足を運び、コの字カウンターでの人のふれあい、酒と肴を綴ります。イラストは、『今夜はコの字で』の作画をした故・土山しげるさんの元スタッフ、タカヤスさんが描きます。[毎月第1・第3金曜日更新]

    • 世界は「プランB」で出来ている

      何事においても「プラン」が重要であることは今さら言うまでもない。だが、どんな計画もそのままでは成功しない。なぜなら現実はつねに複雑で、我々の計画を裏切るからだ。そこで重要になってくるのが「次の一手」である。英語ではそれを「プランB」である。 弊社新刊『「プランB」の教科書』の著者である尾崎弘之氏(神戸大学)にそのエッセンスを語ってもらうのが本連載である。

    • 【連載終了&書籍化決定‼】言語の天才まで1億光年 高野秀行

      「誰も行かないところに行き、誰もやらないことをやり、誰も書かない本を書く」をモットーにしているノンフィクション作家、高野秀行さんがnoteに連載していた語学エッセイ【言語の天才まで1億光年】が、書籍『語学の天才まで1億光年』として2022年9月5日に発売されます! 本書の刊行を記念して、発売に先駆け、書籍のために加筆した「第1章 語学ビッグバン前夜(インド篇)」の一部を公開中です。 25以上の言語を学んだ高野さんも、スタートは英語。でもエピソードも学習法もいきなり超ド級!です。 ぜひお楽しみください。 ※文章は最終版ではないため、表記などが書籍と異なる場合があることをご了承ください

    • インターナショナル新書   創刊5周年「新書は独学の友」

      2022年に創刊5周年を迎えるインターナショナル新書。 書店さんでのフェアやプレゼントキャンペーン、オンラインイベントなど、記念企画について発信していきます📚

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    • 商品画像

      目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

      川内 有緒
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      さよなら、野口健

      小林 元喜
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      ホーム・コーヒー・ロースティング お家ではじめる自家焙煎珈琲

      嶋中 労
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      リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる (インターナショナル新書)

      浦久 俊彦
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      江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩「江戸日記」 (インターナショナル新書)

      久住 祐一郎

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    #読書の秋2021 集英社インターナショナル

    #読書の秋2021 集英社インターナショナルの課題図書にお寄せいただいた感想文のまとめです。

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    「#読書の秋2021」読書感想文コンテスト結果発表!

    集英社インターナショナルとしては初参加の「#読書の秋2021」読書感想文コンテストでしたが、非常にたくさんのご応募をいただきました。 担当編集者をはじめ、審査員一同ひとつひとつ大切に拝読しました。 感想文のテイストは十人十色。課題図書を手に取ってくださった皆さまの顔が見えるようで、大変嬉しく思いました。感想文をお寄せくださった皆さま、本当にありがとうございました! 課題図書はこの5冊でした! 『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』川内有緒 『エンド・オブ・ライフ』佐々

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    人生の最期を迎えるための教科書

    『エンド・オブ・ライフ』を読んだ。 この本を知ったのは、小川糸さんのエッセイ集『グリーンピースの秘密』だった。 本書で小川糸さんは『エンド・オブ・ライフ』について触れられている。 糸さんは、これをもっと前に読む機会があったとするならば、『ライオンのおやつ』という小説をきっと書いていなかったと記している。 (『ライオンのおやつ』とは、末期癌の若い女性がホスピスで夢のように温かな人生の最期を迎えるお話で、死を怖がって亡くなられた糸さんの母を想って書かれたものだそうだ。) その

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    僕はボブ・ディランを少しは理解できるようになるだろうか?

    Bob Dylanに”Death is not the End”という歌がある。 初めて耳にしたのは、今から30年くらい前。NHKBSの世界の自然をナレーションなど一切なしに見せる番組のBGMで流れていた。 一聴して好きになって、再放送の時に曲のタイトルを見つけ、CDを買った。 ”Down in the Groove”。 ディランのファンから今でもほとんど顧みられることのない88年のアルバム。 「エンド・オブ・ライフ」の224ページで、早川医師が「亡くなる人って遺される人に

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    『目の見えない白鳥さんとアートを見に行く』を読んで、わたしは嗅覚障害と向き合う

     そもそもこの本に惹かれたのはアートへの関心以上に、見えないという白鳥さんの気持ちや立ち振舞いについて知りたかったからだ。というのも、わたしはにおいがわからない。におえないことをあけっぴろげにして周囲とかかわることに、まだモヤモヤもある。だから、見えない白鳥さんが見える人たちとどうかかわるのか、それを知りたくてこの本に飛びついた。  20代前半に風邪をひいたかなんだかがきっかけで嗅覚障害になった。そういう嗅覚障害はすぐに治療をすれば治るらしいのだけれど、のんびりしていたわたし

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    【連載】加藤ジャンプ「今夜はコの字で 全国コの字酒場漂流記」

    コの字酒場探検家・加藤ジャンプさんの連載エッセイです。ドラマ「今夜はコの字で Season2」に登場したお店をはじめ、全国各地のコの字酒場に足を運び、コの字カウンターでの人のふれあい、酒と肴を綴ります。イラストは、『今夜はコの字で』の作画をした故・土山しげるさんの元スタッフ、タカヤスさんが描きます。[毎月第1・第3金曜日更新]

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    コの十八 三鷹「婆娑羅」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記~」

    ■平安パンク、平安ロックンロール  JR三鷹駅のホームで流れる発着メロディは、「めだかの学校」である。ホームで思わず口ずさむのだが、「めだかの学校は」のはずが、かなりの頻度で「三鷹の学校は」になっている。「三鷹の学校は川のなか」ではアヴァンギャルド過ぎる。間違えたついでにダジャレで「はだかの学校は」と考えてみたら「川のなか」に絶妙にマッチして驚いた。  ともあれ、三鷹駅の発着メロディが「めだかの学校」になったのは、作曲した中田喜直が三鷹に住んでいたのが理由だそうだ。では作詞

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    コの十七 祖師ヶ谷大蔵「やきとり まかべ」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記~」

    ■酒場の鉄アレイこと大ジョッキが健在  小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅は祖師谷と大蔵という二つの土地にはさまれたところに駅ができたことが、その名の由来である。早慶戦のことを慶應の人は慶早戦と呼ぶように、大蔵に暮らす人は「大蔵祖師ヶ谷駅」にしてほしくはなかったのだろうか。ちなみに、東大と一橋の対抗戦は基本的に東商戦と呼ばれるが、一橋側は商東戦としている事実を、世の中のほとんどの人は知らないだろう。地味だ。  さて、今度は祖師ヶ谷大蔵のコの字酒場が行き先である。 その日は、仕事で

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    コの十六 横須賀「酒蔵お太幸」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記~」

    あっさりさっぱりした心持ちになれる  横須賀の中心街はJRの横須賀駅よりも京浜急行の横須賀中央駅や汐入駅のほうが都合がいい。私の用事といったらだいたい不要不急で酒を呑みに行くことなので、自然と横須賀へ行くとなると京急に乗ることになる。  自分の住処からいちばん近い京急の駅は仲木戸駅だったが、近年、京急東神奈川駅という名前に変わってしまった。仲木戸という古い名前だった頃は、 「仲木戸で乗り換える」  と、言いたいばかりに、この駅を利用しがちだったが、京急東神奈川という近くのJ

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    コの十五 錦糸町「燗酒とコの字カウンター 井のなか」 加藤ジャンプ「今夜はコの字で~全国コの字酒場漂流記~」

    グリーン車で柿ピーとビール  たぶん錦糸町から素面で帰ったことがない。だいたい錦糸町からは、本能だけで帰宅している。錦糸町からの帰路、私を見かけたら鳩だと思ってほしい。  ちょうど小学2年生のとき、錦糸町駅前に丸井がオープンするというのでテレビで盛んにCMをうっていた(昔は、大きなデパートやショッピングセンターが開業するというとテレビでよくCMを流したものだ)。当時、私は横浜の郊外に住んでいたので錦糸町にはまったく馴染みがなく、父に錦糸町とはどんなところか聞いた。 「鬼平

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    世界は「プランB」で出来ている

    何事においても「プラン」が重要であることは今さら言うまでもない。だが、どんな計画もそのままでは成功しない。なぜなら現実はつねに複雑で、我々の計画を裏切るからだ。そこで重要になってくるのが「次の一手」である。英語ではそれを「プランB」である。 弊社新刊『「プランB」の教科書』の著者である尾崎弘之氏(神戸大学)にそのエッセンスを語ってもらうのが本連載である。

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    【世界は「プランB」で出来ている 第5回】電気自動車(EV)を日本はしゃかりきに増やすしかないのか?

    前回記事はこちら 環境破壊を防ぐ救世主「だった」ガソリン車   「環境破壊を防ぐためにはクルマの動力を変えなければならない。ただ、ガソリン車と電気自動車(EV)のどちらが今後の主力になるかの予測は難しい」   詠み人知らずのこの文章を読んだら、20年ほど前に書かれたものと思われるかもしれない。しかし、これは20世紀初頭の状況を反映して書かれたものだ。 当時はヘンリー・フォードの「T型フォード」自動車の生産が始まり、庶民でもようやく自動車を持つことができるようになった時代だ

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    【世界は「プランB」で出来ている 第4回】ロシア発エネルギー危機:日本のプランBはどこに?

    前回記事はこちら ロシアのウクライナ侵攻開始から半年が経過した。この暴挙が世界の政治、経済、文化に与える影響は短い紙面ではとても語り尽くせないが、ここでは「エネルギー問題」に絞って語りたい。   ロシアへの経済制裁で「返り血」を浴びる日本とドイツ  ロシアは天然ガスの大産出国であるが、西側の経済制裁によって大量のロシア産ガスが市場から締め出されて、取引価格が暴騰している。天然ガス火力発電に依存している日本やドイツなどにとって深刻な事態だ。冬が厳しいドイツは今年の暖房対策

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    【世界は「プランB」で出来ている 第3回】金融緩和をやめない黒田日銀に「プランB」はあるか?

    前回記事はこちら 急激な円安をものともしない黒田総裁   日銀の黒田東彦総裁は7月21日の記者会見で、金融政策の従来方針を「変更しない」と表明した。3月に始まった急激な円安(ドル高)を止めるには、日銀が方針を変更して、市場に供給するマネーの量を減らすべきという意見がある。なぜなら、金融が現状より引き締められれば、理屈では円安圧力が止まるからだ。   ロシアのウクライナ侵攻によって天然ガスや原油が値上がりしており、資源のほとんどを輸入する日本にとって、円安はまさにダブルパン

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    【世界は「プランB」で出来ている 第2回】東芝「経営迷走」の原点はどこにあったのか?

    2022年6月28日に開催された東芝の定時株主総会は昨年同様、大荒れだった。 取締役13人全員が選任可決されたところまでは良いが、「物言う株主」(アクティビスト)から2人の取締役を受け入れることに反対していた綿引万里子社外取締役が自ら辞任した。東芝の株主総会は、2年続けて選任された取締役がその直後に辞任するという「異常事態」で開かれることになった。 前回記事はこちら。 日本を代表する「元」名門企業 近年の東芝はスキャンダルとドタバタのイメージが強い。しかし、言うまでもな

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    【連載終了&書籍化決定‼】言語の天才まで1億光年 高野秀行

    「誰も行かないところに行き、誰もやらないことをやり、誰も書かない本を書く」をモットーにしているノンフィクション作家、高野秀行さんがnoteに連載していた語学エッセイ【言語の天才まで1億光年】が、書籍『語学の天才まで1億光年』として2022年9月5日に発売されます! 本書の刊行を記念して、発売に先駆け、書籍のために加筆した「第1章 語学ビッグバン前夜(インド篇)」の一部を公開中です。 25以上の言語を学んだ高野さんも、スタートは英語。でもエピソードも学習法もいきなり超ド級!です。 ぜひお楽しみください。 ※文章は最終版ではないため、表記などが書籍と異なる場合があることをご了承ください

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    辺境ノンフィクション作家・高野秀行の超ド級 語学青春記が9月5日に発売。 noteで本書の一部を先行公開!(後編)

    前編はこちら 第1章 語学ビッグバン前夜(インド篇)/後編2. 「正しさ」にこだわる人はいない    インド各地を旅し、1カ月後、私はカルカッタの中央駅に帰ってきた。  旅を始めたときとは別人のように精悍な面構えになっていた。やせてすっかり日焼けし、髪も髭も伸び放題、目は鋭く辺りをうかがっていた。日本を発つ前の、世間知らずのお坊ちゃんめいた面影はない。  だが、それはあくまで外見上である。なぜそういう顔になったのかは聞くも涙、語るも涙だ。インド旅行は試練の連続だった。

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    辺境ノンフィクション作家・高野秀行の超ド級 語学青春記が9月5日に発売。 noteで本書の一部を先行公開!(前編)

    第1章 語学ビッグバン前夜(インド篇)/前編1.驚きの海外英語初体験  目の前で鳥みたいな顔をした英語ネイティヴの女性が何か懸命に喋っている。私はそれをぼーっと見ていた。    ──どうしよう。何一つわからない……。    ここはインドのカルカッタ(現コルカタ)。初めての海外旅行で、これが事実上の「初日」だった。片言のやりとりで済むタクシーの運転手やホテルのフロント係は別として、初めてまとまった会話をする相手の言うことが全くわからない。動揺すると同時に妙に納得もしていた。や

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    インターナショナル新書   創刊5周年「新書は独学の友」

    2022年に創刊5周年を迎えるインターナショナル新書。 書店さんでのフェアやプレゼントキャンペーン、オンラインイベントなど、記念企画について発信していきます📚

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    そこが「あそこ」でなくなる日まで

    「新書は独学の友」フェア、おススメ文系本からご紹介するのは『全国マン・チン分布考』。本書のテーマは、放送禁止用語であり、活字でも伏字にされることが多い言葉。 ところが、実は帯の阿川佐和子さんの推薦文「そこのあなた!ニヤけてないで。本書はまことの学問です。」のお言葉通り、真面目な研究本なのです。 この本はどのようにして誕生したのか。まさに独学の極みのような本書完成までの歩みを、担当編集者が語りました。 すばらしい女陰全国分布図を季刊誌『kotoba』で見せる著者の松本修さ

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    【図像学で鑑賞する春画入門】鈴木堅弘さんオンライン・トークイベントレポート

    3月11日(金)、インターナショナル新書創刊5周年記念オンライン・トークイベントが開催されました。 最終回となる今回は、『「隠しアイテム」で読み解く春画入門』の著者・鈴木堅弘さんにご登場いただきました。 図像学とは何か学問としての美術史には、おもに「様式学」と「図像学」の2つがあるそうです。 様式学は「誰が何をいつ制作したか」を解き明かすもの。 図像学は「その作品は何を描いているか」をひもとくものです。 そして、鈴木さんが著書で春画鑑賞に用いているのが図像学なのですが、

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    【ネオ・サピエンスの姿を考える】吉川浩満さん×塚越健司さん オンライン・トークイベントレポート

    3月7日(月)に、「新書は独学の友」オンライントークイベントの第3回が開催されました。題して「人間拡張を4側面から考える」です。 今回ご登場いただいた文筆家の吉川浩満さんと、情報社会学者の塚越健司さんには2月刊のインターナショナル新書『ネオ・サピエンス誕生』にご寄稿いただいています。 この本は、15名もの方にご寄稿いただき、さまざまな切り口でこれからの人間の未来を論じる新書。さて、お2人からどんな話が飛び出すのでしょうか? 人間拡張における4側面とはタイトルにもなってい

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    数々の悲劇を引き起こした現代優生学を知る

    「優秀な人間の血統のみを次世代に継承し、劣った者たちの血筋は断絶させるか。もしくは有益な人間になるよう改良する」――ナチスの思想にも大きな影響を与えた優生学。 遺伝子技術をはじめとした科学の発達や、経済不況、さらにはコロナ禍も加わって、現在ふたたび広がりを見せていると言われています。 生物学者の池田清彦さんによる『「現代優生学」の脅威』はその現状を知るための一冊。制作の舞台裏を担当編集者に聞きました。 命の価値が、区分されている企画を立ち上げた当時、生産性が高いか低いか

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