コロナブルーを乗り越える本 阿古智子
現代中国学者の阿古智子さんが紹介する本は、20世紀初頭、東アジアの人々とペストとの闘いを政治、医療などの面から分析しています。コロナとの闘いが終わるとき、世界はどのような姿をしているのでしょう?
※この記事は、集英社インターナショナル公式サイトで2020年5月5日に公開された記事の再掲載です。
『衛生と近代―ペスト流行にみる東アジアの統治・医療・社会』
永島剛・市川智生・飯島渉編/法政大学出版局
「鼠疫」、つまりペスト(腺ペスト)が北里柴三郎によって歴史上初めて医学的に